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停電の夜

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停電の夜、なんとかかんとか、子供を寝かしつけて、
さて、、ローソクの火で、何しよ?


こんな時こそ読書ですね。
『インドを食べる』 (浅野哲哉著 立風書房 1986年刊)

私が修行した、横浜ガネーシュの創業者と、
東京のアジャンタで、一緒に修行された方が著者です。
(札幌のスープカリーのアジャンタさんとは関係ありません)


以前、当店<ダール>のカレーを食べて、
「あれ、何か食べたことある?」

という、
東京からご来店のお客様もいらっしゃいました。

当店のルーツを説明すると、
やはり、ずいぶん昔にアジャンタさんで召し上がったようで、納得されていました。

※私自身は、横浜のガネーシュで学んで、
東京のアジャンタさんから、
直接何か教えて頂いたわけではないので、
通常、このルーツの話はしてません。

でも、受け継がれたものがあるんでしょうね。

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さて、この『インドを食べる』を読んでいると、

ミールスの説明を以下のように説明していました。

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バナナの葉皿は、まるで絵の具を溶くパレットのようです。
熟達した日本画家が、鮮やかな色の顔料を溶くように、
天竺の人々は、手指という最も巧妙かつ大胆な面相筆で
自分だけの「味」を創り出す喜びを知っています。
僕は、食べ終わった葉皿の上に「銀河」を見ました。

『インドを食べる』p126
(浅野哲哉著 立風書房 1986年刊)

※天竺:インド
※面相筆:日本画用の細い絵筆

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なんて素敵な表現なんでしょう。
ローソクの下で、
何度も読み直しました。

あなたも、「自分だけの味を創り出す喜び」、体感しませんか?

初めての方は、ランチタイムからどうぞ。




(yasu)
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by dal-curry | 2018-09-11 11:03 | お知らせ

帯広・南インド料理ダールのブログ


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